あずまほくとの「ひと工夫・ひと思案」

ニューハーフだけどイラストレーター・あずまほくとの徒然なる日記。時事ネタ・制作記中心。

【アニメ・特撮に学ぶ①】

かつてアメリカで放送されていたアニメ

「TMNT(ティーンエイジミュータント忍者タートルズ)」。

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今年春にリメイク版が公開されたのを見てからマイブームが来て、作業しながらYouTube流してます。

 

ニューヨークの下水道に生息していた4匹の亀が、ある日流れ込んできた化学薬品の作用で人型に突然変異し、同じくネズミに変異した武術の達人(日本からやってきた忍者の生き残り)から忍術を教わり街の平和を守る……みたいな感じのお話で、90年代に日本でも放送され、その後も数々のリメイクがなされたんですが、大人になった今の感覚で見ると、リアルタイム時の子供目線では気づかなかった良さがあったりする。

 

ーーーーーーー例えば、

・一応、青い鉢巻の「レオナルド」が4人(4匹?)のキャプテン的なポジションだが彼らに優劣はなく、作戦行動時には4人が対等にそれぞれのアイディアを出し合う

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・エピソード中、地上で人間に姿を見られた際はほぼ必ず

「バケモノ!」「あっちいけ!」などと罵られ、逃げられるが、彼ら自身は、そんな人間達を守るために戦おうとする。

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・時に絶体絶命のピンチに見舞われるが、気持ちには何処か余裕があり、常に奥の手を考えている。

 

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・全編を通してのタートルズの敵対組織として、地球制服を企む「フット団」がいるが、全エピソード中の半分くらいしか登場せず、残りの半分は、地球上の犯罪組織・悪の科学者・異次元からの侵略者・暴走したロボット・巨大有毒生物・または彼ら自身と同じ突然変異生物……のような外部からの驚異が半分を占め、それらの撃退のため、敵対組織であるフット団をしばしば丸め込んで彼らの力を利用する

 

また、自分たちが突然変異生物(=人間から見て異形の存在)であることを自覚する彼らは事件を解決するや否や、姿を見せることなく人知れずマンホールへと消えてしまいます。

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(大富豪を救出した際に「何でもお礼をする」と言われた際も、結局何も受け取ることなく一目散に退散している)

 

ーーーーー全編を通じて共通しているのは、彼らにとって最も優先すべきはあくまで事件の終息と平和の回復であり、それさえ達成できればそれ以外のものには全く興味がなく、考え方が非常にシンプルだというところ。

 

……これ、こうして見ると自分のような「マイノリティ」であり「個人事業者」である人間には、メンタル的な意味で参考になるところが盛り沢山だよな~。゜◇゜)ゞ

 

日本でも放送されたシーズン1~3が、やはり一番だな~。
(4以降はガチでグロくなるので;)